ミディアムシップを学び始めると、イギリスのミディアムの先生達がWS等で頻繁に「パワーの中に座る(Sitting in the power)」ことの大切さを仰ることに気づきます。
しかし「パワーの中に座る(Sitting in the power)」という表現は聞きなれないもので、“パワーの中に座る!? どういうこと!?” と思いながら先生の瞑想瞑想についていくものの、そこで別にタロットカードの皇帝みたいな気分になる瞑想をするわけでもなく、「パワーの中に座るってどういうことだろう」という状態が長く続きました。
そして色々な先生のWSに参加していくうちに、先生によって多少違いはあるものの、大体においてお腹か胸から白い光が広がって、肉体の境界線がなくなり、更に大きく大きく広がっていくような瞑想をされることが多いこともわかりました。
しかしこれがなぜ「パワーの中に座る」瞑想なのかも、今ひとつわからないままでした。
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私がミディアムシップに取り組み始めて最初に壁にぶつかったのは、うまくいく時期とそうでない時期が交互にやってくることでした。
「ミディアムシップは奇跡のようにうまく行く時もあれば、難しい時もある」と言われますが、そういうものとも違う、出来ない時期が周期のように訪れ、そしてそういう時は全く受け取れなくなってしまうのはなぜだろうと考えていたのです。
もう少し安定させていくには、どうしたらいいのだろう…!? と考えていくなかで、もしかしたら「パワーの中に座る」とは霊界という電源からパワフルに電気が供給され続けるような状態を作っていくこと、そしてミディアムはアンプのように存在し続ける、そういう状態を指しているのではないかと思うようになったのです。
勿論、もっとスピリチュアルな意味合いもこのパワーという言葉には含まれているのかも知れませんが(神とか光とか愛とか魂とか自分自身など)、うまくいく時期とそうでない時期があるのは気まぐれにプラグがささったり抜けたりしている状態ではないかと思うに至ったのです。
それからはとにかく1日30分、わけもわからぬままパワーの中に座ると意図して瞑想を始めたように思います。
霊界とのワークは生涯精進と言われますが😓今の私は良いミディアムになるには大きくて安定したパワー増幅器になる必要があるんだなとなんとなく腹でわかってきて、それは勿論Amazonで買えるようなものではなく、煉瓦を積み重ねるようにコツコツやっていく姿勢が求められるんだなと感じているのです。