婚活カウンセラーの伊藤友美さんが本『結局、理想を下げない女が選ばれる』を出版されたので、ご紹介です。
友美さんとは彼女が婚活カウンセラーとして仕事を始める前に、エンジェルの講座やWSでお会いした事があり、数年前「本を出すために頑張っている」というお話を聞いていました。その夢を遂に叶えられたのですね。おめでとうございます。
友美さんは40歳で結婚されたのですが、晩婚化が進む現代ではさほど珍しくないというか、「ありえないことを成し遂げた」ムードはないかも知れません。
でも私は友美さんとほぼ同い年なのでわかるのですが、私くらいの世代は25歳くらいまでに結婚が普通。
27歳なら晩婚扱い。28歳はギリギリセーフ、30歳までに結婚できなかったら(しない人。ではなく、できない人。という考えが中心の世の中でした)、もう生涯独身を貫く覚悟(早すぎ‥)を持たなければいかんだろ、みたいな世界だったのです。
今とは時代が違っていました。そういうなかで婚活を続け40歳で理想ぴったりの人と結婚、というのはものすごい偉業ですね。しかも友美さんは凄く真面目な人なので、「30過ぎても独身」という世間の風あたりのきつさも一層感じながらの婚活だったと思います。
その偉業を成し遂げるためにどんなことに取り組んできたか、しっかりと書かれているのがこの本です。
それは一言でいえば「マインドを整える」こと。自分を許し、親を許し、過去の恋愛や婚活で傷ついた心を癒し、心を整えること。これしかない。たくさん傷ついて婚活ウツになって突き詰めて突き詰めてわかったことがそれだ、という凄みがこの本にはあります。
「傷ついた心で自己卑下し、理想を下げたり迷いながら婚活するからうまくいかないのだ、自分を癒しマインドを整えれば、理想を下げなくても今あなたが何歳であっても理想の相手と結婚できる!」ということを伝えている本です。
そもそもマインドが整い、自己肯定感が健全なものに回復したら、もう自分自身が良くなるので、どんな領域に対しても理想を高く持つことを許可でき、すべてが良くなると思います。
本のタイトルが大胆という声もあるそうですが、私達のハイアーセルフは私達が最高の存在であると知っています。だから理想を下げること自体、ハイアーセルフとの繋がりから離れていく行為であり、そんな進め方でうまくいくはずがないのです。
婚活するための具体的な諸々とか(外見を磨くとか基本マナーとか‥)、男心を知る的なことはこの本にはあまり書かれていないのと、あとオネエの励まし的なカンフル剤的な内容を期待しているとちょっと違うかも知れません。
でも、ここに書かれていることに取り組まずにそういうところばかり頑張っても、根がぐらぐらして不安定で、結局うまくいかないんじゃないかなと思います。
私のお客様も80%はアラフォー以降の女性です。良い人と出会いたい、そろそろ本気で婚活という人も多く、そういう人に是非読んでもらいたいと思いました。