「はじめるのに遅すぎることなんかない」と言われます。
それはイエスですが、この言葉はどちらかというと「やらない後悔よりやった後悔のほうがいいんだよ」という、励ましの言葉じゃないかなと思うのです。
つまり、早くやれってことです。やりたいこと・変えたい事があるなら早いほうがいいのです。
躊躇する人の多くは時間というものをちゃんと考えていない、たっぷり迷う時間をとっても「本当に決意して動けば人生はスムーズに変わる」とすこし安易に考えすぎているんじゃないかなと思うことがあります。
まるで、婚活中の人が「結婚にこぎ着けさえすれば私は幸せになれる」と思っているみたいに(実際は、結婚は完結ではなくスタートでしかない…ということは、既婚者の皆様・婚姻歴ありの皆様はよくご存知だろうと思います)。
現実的には、変わるには相当に情熱を注いでも5年10年かかることがあります。
プロと言えるには最低10年は必要と言われたりしますよね。
それだけ時間がかかる、歳をとるってことです。
自分が10年後、幾つになっているか考えてみてください。
2年くらいで10年ぶんの成長を遂げるだろうと思いながら悩む時間にエネルギーを費やすなら、5年かかっても泣き言は言わないくらいの決意で始めたほうがいいですよ。
肉体は有限。この人生は一度きり。来世で叶えればいいわと思っているなら、来世のほうが今生より困難なスタートになり、執着も強まります。悩んでいる暇はないのです。